
球転界----
むかしはゲームセンターの花形と言えばピンボールでした。ピ
ンボールの無いゲーセンなんて考えられませんでした。ピンボ
ール台がおいてあるだけで、何となくアメリカンな、ポップな
雰囲気がお店の中にかもし出されていたものです。しかし、気
がつけば、ピンボールは時代に見捨てられ、いつのまにかどこ
のお店からも姿を消していました。でも、デジタル・ピンボー
ルにはいつでも熱心なファンがいます。アナログの典型のよう
なピンボールが、デジタルでよみがえっている現実は、何かと
ても皮肉な感じがしてしまいますね。さて、デジタル・ピンボ
ールには大きくわけて二つのタイプがあります。本物のピンボ
ール台の挙動を出来るだけリアルに再現しようとしたものと、
ボールがワープしたり、分裂したりなどの、現実にはありえな
いようなデジタル効果を全面に打ち出したウルトラ・ピンボー
ル系のものです。この「球転界」はファンタジックピンボール
というサブタイトルからもわかるとおりに、非現実指向のゲー
ムです。ゲームテーブルは1台だけで、アニメ画センスの2D
表現。フリッパーゲートが3段もある非常にタテに長い構成で
上から『天空界』『地上界』『魔界』と呼ばれるステージにな
っています。さらに条件がそろうごとに別のステージにワープ
する仕組みです。結論を言えば、このゲームはピンボールファ
ンにはあまり関係ありません。形がピンボールを模しているだ
けで、内容的にはブロックくずしなどの、ボールが落ちないよ
うにひたすらはじき返すゲームに似ています。
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